目が見えなくなったのでPCでゲームをしだした1年間の話
こちらは、 PCゲーム Advent Calendar 2018 の12月19日分の記事です。
時深と申します。現在23歳です。自分にとってここ1年がPCゲームに深く触れた年だったので、自分がPCゲームに触れたきっかけとか、PCゲーム環境の変遷とか、個人的に続いたゲームとかの話をしてみようと思います。
本当に個人的な思い出話だったり自分語りだったりしますので、それでもよろしければご覧になっていってください。
さっくり年表
2017年09月: 白内障の診断を受ける
12月: Steamでゲームが贈られてくる
2018年02月: 白内障の手術をする(右目のみ)
ゲーミングPCにする
現在に至る
元々の自分とゲーム
やるゲームといえば、ゲーセンにある音ゲー全般と、スマホの位置ゲー。あと少しソシャゲとか、PCのブラウザゲーとか。
ただPSPとDS、Vitaは持っていて、モンハンとかも昔ちょっとだけやってましたが、すぐできなくなってしまいました。ぷよぷよとかがずっと続いたりして。
据え置き系ハードはあまり持っておらず、唯一持っていたPS3も早々に友人に譲り。持っていたころにはアーマードコアやアルトネリコをプレイしていましたが、当時の恋人の好みだったり、好きな歌手が出ているからだったりして、あまり家でやるゲームには興味がありませんでした。
送られてきた一本のゲーム
私は2017年の9月に白内障の診断を受け、緩やかに両目が見えない状態にありました。初めての目が見えないという体験に戸惑い、いかに自分が目に頼っていたのかということを知り、打ちひしがれる日々。あまりにも気持ちが不安定で、お酒を多めに飲んだり、夜中に外をふらついていたりしたピークの、2017年12月のこと。
ネット上で偶然通りすがった方が、私の状態を聞き、「一緒にやろうぜ」と、Steamで一本のゲームを贈ってきてくれました。それが「7 Days to Die」でした。
これが私の、PCゲーム沼に引き込まれたきっかけになります。
当時持っていたパソコン
しかし、私が当時持っていたパソコン、なんとSurfaceでした。Surface pro 4です。パソコンもプレイヤーの人体環境もゲームに追い付かないという皮肉な状況。
こんな写真が残ってました。
それに、仕様上Surfaceは外付けアダプタを使わないと有線LANが通せないので、回線もやばかったです。
でもとりあえずそのままやってみた
「わかんないよ~~~」「みえないよ~~~~」「ゲームが落ちた!!!!!!」
とか言いつつ、泣きながらプレイしてました。
贈ってくれた方は
「うるせえ!!!!!!」「やるんだよほら!!!!!」
と、キレ倒しながら一緒にプレイしてくれていました。
上記で説明した通り、私自身こういったゲームに不慣れだったせいか、性質上のことも相まって「分からない」とパニックになり、それでもゲームをプレイしを繰り返していました。今考えてみても、一緒にプレイしてくださってた方は、とてもじっくり関わってくださっていたと思います。ありがたい限りです。
なお、こんなパニックと無知の果てに、私が怖がって拠点からなかなか出たがらないせいでめっきり使えないので、一緒にプレイしていた方がなんとかゾンビを殺して一通りそろえて拠点へ戻ってきたと思ったら、ガラスを拾ったらしい私が何もわからず操作を間違えてガラスを食べてしまい、いつの間にか拠点の中で死んだことがありました。一緒にプレイしていた方は「あんなに絶望的なことはなかった」と長くネタにしていました。
相手をすり抜ける弾丸、ポリゴンレベルの恐竜
その後、一緒にプレイする仲間も増え、Steamで立て続けにゲームをやりはじめることになります。
ひとまずみんなでやろうと真っ先に買ったのが、Rainbow Six Siegeでした。
そして当時何も考えず、Starter Editionを買ってしまったのです。オペレーターがFUZEとSMOKEしかない。まあオペレーターの概念を何にも知らなかった頃はとりあえず新兵を選んでいたので良かったんですが、プレイし始めて1年経った今になって、じわじわきてます。つらい。
あと、スペック的にSurfaceでも一応動きました。一応です。しかしとにかく回線がやばいこともあって同期ズレが激しく、相手をすり抜ける弾丸。FPSの意味とは。敵が殺せない。テロハントですらまともにできない状態でした。
そもそも今考えてみると、こっちは目が見えないって言ってるのにみんなFPSやらせてるんですよね。
また、次にプレイすることになったのが、ARK: Survival Evolvedでした。
スペック追い付かないっていってんでしょおおおおんなあああああ!!!!!!!
って感じです。グラフィックを最低レベルにしても動かない。恐竜がもうまじでポリゴンみたいなのに、ゲームが落ちまくる。そして相変わらず私は色々な意味でゲームができない。つらい。
「Surfaceは使えん」
そう揶揄されからかわれ、でもなんだかんだ一緒にゲームをしてくれる仲間たち。
そりゃあそうです。Surfaceはもともと、こんなに本格的にゲームをするためにできているものではない。私はこうなる前に、絵をかいたりを楽しくしたくて憧れてて、とうとう念願かなって買ったのが、このSurfaceでした。
それをこんなにぼろぼろにからかわれ、……もうキレ倒すしかない。
手術直前にゲーミングPCへ
まとまったお金が入る予定ができたので、予算を25-30万と決めて、ゲーミングPCを買うことに。当時の私は目は見えないままだったけど(右目の)手術の予定もしっかりしていたし、とにかく「使えん」と言われてキレ倒したテンションだったので、スペックを人に相談しつつ、できる限り最高のものを組みました。
メーカーは知人のPCに合わせてG-Tuneにして、結果このように変わりました。
【以前】Surface pro 4
CPU: Core i5 -6300U
メモリ: 8GB
グラボ: Intel(R) HD Graphics 520
回線: 無線
【現在】G-Tune ミドルタワー
CPU: Core i7 -8700K
メモリ: 16GB
グラボ: GeForce 1080 Ti
回線: 有線
ちなみに、メモリも24GBにしようとしたら、当時メモリが高騰していて予算オーバーしたのと、ゲーム仲間から「いや、そこまでせんでも……悪かったよ……」と何故か謝られたので、16GBになりました。これでだいたい27万くらいです。
本格的にプレイするようになって
全然なかったSteamライブラリがこんな感じになりました。
スペックもPUBGが大丈夫なレベルになってるし、回線もちゃんと整備したしで、だいぶストレスなくプレイできるようになりました。
これが、ゲームをするようになってから現在までの、約1年間の話です。
好きなゲームを書き連ねてみる
ゲームをしてみて気づいたこと等は、以前まとめておりました。
とりあえずやってみて個人的に面白いなって思ったSteamゲームを書き連ねてみようと思います。
Rez Infinite
2,999円 / 1人用 / VRあり / 音楽・シューティング /
特殊な知覚現象として確認されている共感覚をコンセプトにしたゲーム。2001年にプレイステーション系列で発売されたRezの高解像度/拡張版で、PCにもやってきた。
VRでやりたくなる。独特の世界観と、音楽をつくりあげていく感覚がある。
OVERKILL's The Walking Dead
3,290円(Starter Edition) / 1PT4人まで / ゾンビ・アクション /
ご縁があってBeta版を少しプレイさせていただいた。WAVE制になっていてめちゃくちゃプレイしやすい。ゾンビは音もなくやってくるけど、UI的な補助が入っていて分かりやすい。
Plague Inc: Evolved
1,680円 / 2人まで / シュミレーション /
世界にウイルスを感染させていくゲーム。スマホ版もある。国によって性質が違ったり途中から治療されだしたりするので、シンプルだけど結構奥深いイメージ。マルチプレイでは2人で世界を滅ぼす協力プレイと、どちらが多く人を倒せるかを競う対戦プレイがある。
Melty Blood Actress Again Current Code
2,480円 / 2人まで / 格闘 /
中学生の頃、地元のボウリング場においてあった格ゲー。懐かしくなってやってみたけど本当に懐かしい。型月作品のひとつ。Fateとか月姫とか空の境界とかが好きな人はやってほしい。吸血鬼なりなんなりの"人の形をした異形"が戦い合う。
Robocraft
無料 / 1PT5人まで / 建設・対戦 /
自分だけのロボットを作って戦わせるゲーム。無料で手軽で、カスタマイズ性も結構あって楽しい。なんかとりあえずフィールドにきたらガサーって下りてベベベベベwwwwwって打ち込む感じのやつ、という認識。
おまけ
こちらで白内障の物の見え方のシュミレーションをしてます。だいたいこんな感じでゲームしてました。興味がございましたら見てみてください。
まとめ
環境が揃うとめっちゃ楽しくできる
以上です。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
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皆様が、来年もよいゲームライフを送れますように。お祈りしております。