自分の発達障害の性質のために使っているツール等をまとめてみる
この記事は
アドハド(発達障害)アドベントカレンダー Advent Calendar 2019
12月22日分の記事です。
自己紹介
はじめまして。時深と申します。現在24歳です。
14歳の頃にアスペルガー症候群の診断を受けましたが親が私に告知をせず、21歳でADHDとともに自覚をすることになりました。
より詳しい経緯は、去年別なアドベントカレンダーでお話させていただいております。
今回は、自分の特性に関するサポートのために使用しているツールやサイト、アプリに関して、さっくりまとめていきたいと思います。
- 自己紹介
- キャタピラン ―結ばない靴紐
- Tile ―なくしもの防止スマートアクセサリー
- Knops ―音量を4段階調節できる非電源耳栓
- ステインペン ―ペン型の染み抜き剤
- 精神障害者保健福祉手帳で受けられるサービス 全国版
- リマインくん
- 近くの給水スポットが確認できるアプリ「MyMizu」「Tap」
- 結びに
キャタピラン ―結ばない靴紐
結ばない靴紐 / 50cmタイプ、75cmタイプ / 1セット900円前後
紐に等間隔に"こぶ"がついており、靴紐を通す穴に引っかかることで結ばなくてよくなる靴紐です。
個人的にはとにかく靴紐が解けやすくて毎回直すのが大変だったので、今はすべての靴に取り付けています。
結ばなくていい靴紐というと、昔からあった「レースロック」等を思い浮かべる人もいますが、こちらは左右の靴穴同士を固定する仕組みに加えて長さ調節ができない材質のものが基本なので、靴穴間の長さが合わないと失敗してしまいます。
しかしこのキャタピランではそういった失敗が起こらない上、まあまあ解けにくい印象です。また、紐が穴から抜けてしまっても結び直す必要がなく、簡単に直すことができます。加えてキャタピランはとにかくカラーバリエーションが豊富です。ほかの類似品と比較しても、その点が特に優れている。「無理なく好きなものを見つけやすい」という点でもたいへん魅力あふれるアイテムです。
現在のラインナップは、「キャタピラン+」「キャタピーエアー」の二種類で、各種50cmタイプと75cmタイプがあります。価格も1セット約900円と良心的です。
ちなみに他社の同系統のものでVinesという製品もあり、こちらも"こぶ"をつける仕組みは同様に、よりきつく締めるためのボタンがついています。
こちらの方がより解けにくく、急いで走ることの多い方や、激しい運動をする際にもおすすめです。
Tile ―なくしもの防止スマートアクセサリー
Tile Mate(電池交換版) 探し物/スマホが見つかる 紛失防止 日米シェアNo.1 スマートスピーカー対応[Works with Alexa認定製品]【日本正規代理店品】 EC-13001-AP
- 出版社/メーカー: Tile
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: エレクトロニクス
スマートアクセサリー / mate、pro、slim、sticker / オープン価格
おなじみ、なくしもの防止のスマートアクセサリーです。ほかにもWistikiやmamorio等の類似品が存在します。基本的にはスマホに専用アプリをインストールし、アクセサリーとbluetooth接続をすることで使用するものが主流になります。
こういったガジェットについては、個人的には「アクセサリーをスマホを相互に呼び合える」タイプのものがおすすめです。これにしておくと、アクセサリーを付けたものだけでなく、スマホをなくした場合にも対応が可能になります。
また、従来の製品はバッテリー使い切りの消耗品でしたが、現在は電池交換版がリリースされ、長期的に継続使用ができるようになりました。
先述のとおり、ほかにもWistikiやmamorio等の類似品が存在しますが、両方とも使い切り製品であることに加え、特にWistikiはデザイン性が高いことで高価なのが難点です。
Knops ―音量を4段階調節できる非電源耳栓
Knops - The volume button for your ears (Kickstarter video)
耳栓 / Amazon価格: 約10,000円程度
周囲の音の音量を4段階まで調節するという"状況に応じて周囲の音のボリュームをコントロールする"というコンセプトで作られた耳栓です。
特筆すべきはこの耳栓が「非電源」であること。つまり充電を必要とせず、内部構造のデザイン(内部遮蔽度の違い)だけで音量調節のシステムを実現している点です。
なのでよく充電し損ねてしまううっかりや忘れっぽさにも優しいアイテムになっています
個人的な使用感として見るに、遮音性を求める人には向かないアイテムですが、
たとえばこれを常に着用したうえで「道を歩いているときにはレベルを上げ、図書館に入ったらレベルを下げる」というような、シーンによる臨機応変な活用が可能です。
イヤーマフをつけるほどではない状況や、あるいはイヤーマフをつけるとむしろ危険な状況においてもたいへん役立つ製品であると考えます。
実は以前さっくりとレビュー記事を書いたことがございますので、よろしければこちらもどうぞ。
ステインペン ―ペン型の染み抜き剤
衣類向け染み抜き剤 / Amazon価格: 約600円程度
ペン型になっている染み抜き剤です。現在では類似品が100均等からも幅広く発売されています。なかでもこちらは、ドイツ発の大手メーカーが製造しているもので、主に衣類についてしまった突発的な汚れへの応急措置に使えるアイテムです。
個人的にとにかくものをこぼしやすいので、その応急処置に使えるようにと購入しました。
このアイテムの魅力は、とにかく価格が安価で、携帯しやすいこと。持ち歩きに特化したデザインなので、何かをこぼした時にも汚れが怖くなくなりました。
日頃お世話になっているサイトやアプリ
精神障害者保健福祉手帳で受けられるサービス 全国版
精神障害者手帳で受けられるサービスを都道府県ごとに表示しているサイトです。現在でもユーザーからの情報投稿を募集しており、情報更新がしっかりしています。
自分の住んでいる都道府県のサービスをチェックするほかにも、たとえば旅行に行くことが決まった時等に、その都道府県のページを覗いてみるといった使い方もできます。
現在手帳を持っている方はもちろん、手帳の申請を検討している方にもおすすめしたいサイトです。
リマインくん
リマインダーになってくれるLINEのアカウントです。友達登録をして使用します。
日ごろ使っているツールの中で無料で使えるのが魅力です。
おまけ: これから使ってみたい、気になっているアプリ
近くの給水スポットが確認できるアプリ「MyMizu」「Tap」
無料で水がもらえるカフェやレストラン、公園の水飲み場等、近くの給水スポットの確認&登録ができるアプリです。TapはiOSとAndroid、MyMizuはiOSのみに対応しています。
パニックになりそうで落ち着きたい時や、咄嗟に水が欲しい時等に使えるのではないかと期待をしています。今後近いうちに是非使ってみる予定です。
結びに
今回このような機会をいただき、たいへん光栄です。ありがとうございました。
実は直前まで書く内容に悩んでいましてアレでしたが、今回なんとかまとめられて本当に良かったです。まさかの3,000字超え。自分でもびっくりしました。
雑多なアカウントではありますが、Twitterのフォローも歓迎いたします。
あと実は、先日別なアドベントカレンダーでGoogle Homeのことを書かせていただきまして、ここでも「発達障害的な性質にうまくアプローチできた」という話を取り上げておりますので、よろしければこちらもぜひ……!(宣伝)
皆様の来年の性質とのかかわりが、せめて少しでも健やかで、楽しいものでありますように。お祈り申し上げます。